＃30　杉村敬次郎　~史上最高~　

　　　【SUGIMURA　KEIJIRO】

　松戸市ジュニアソフトボール界伝説の四冠男。小山子ども会で前連盟会長の綿内監督の下、ソフトボールの素質を開花。本人曰く、息子ケイト以上の球を投げ、ケイト以上ホームランをぶっぱなし、松戸市に杉村ありとその名を轟かせた。

　松戸二中では茶髪のオールバックでやんちゃに拍車がかかるもその類まれなる野球センスで松戸二中野球部を最強＆最恐とし、野球のイメージダウンにも貢献、多数の私立高校からスカウトがある中、めんどくさいというスラムダンクの流川か！という理由で市立松戸高校を選択。三年には主将となり、持ち前の明るさとやんちゃさと面倒見の良さでチームを引っ張り、市立松戸高校野球部を強豪校の一つにした。同じ小学生の親父となった後輩からはとても慕われているので、とても人間ができたキャプテンだったのだろう。

　高校卒業し、ひととおり「のむ・うつ・かう」に明け暮れた後、美人な妻をもらうことに成功。長男ケイトが誕生し、ケイトがソフトボールと運命的な出会いをしたことで、ソフトボールの世界に舞い戻る。竜房台にケイトの親父として初めて現れたとき、今までの親父たちと全く違う風貌に誰しもびっくりぎょうてん。当時の監督もあ然としていた（その後だいぶ落ち着いて今ではもって生まれた童顔と毒舌でお母さん達を癒やしている）。

　チームスタッフに加わってからはピッチングコーチとしてU16日本代表杉浦ホノカを育て、その後、上田ヒデキ、牧野シュウガを育成し竜房台黄金時代をささえ、2017年より待望の監督就任。

　セクシーソフトボールを合言葉に周りに魅せるチームを作っていく。2017年は6年生1名の中、苦戦を強いられるが、2018年になってケイトを中心とした6年生軍団が大きく成長。春のジュニアではリーグ1位、決勝トーナメント準優勝、県大会出場をやってのけた。

　お調子者に見られがちだが、気配りを忘れず、チームとソフトボールをこよなく愛する男。この男が監督でいるかぎり、来年も再来年も竜房台ソフトは魅力あふれるチームでい続けるだろう。

＃10　杉村敬斗　~史上最強~　

　　　【SUGIMURA　KEITO】使用BATT：ブラックキャノン2016

　主将でありエースであり主砲。このまま成長したら、松戸だけでなく日本を席巻するかもしれないと予感をさせる男。春のジュニアリーグでは優秀投手、ホームラン王、得点王のタイトル獲得、決勝トーナメントでは敢闘賞まで受賞した。

　「やんちゃ」なくせに「優しく」時として「ずる賢く」そう思ったらコーチの膝にちょこんと座る「かわいい」一面をもち、裁縫好きで「おとめチック」かといえば、ここぞというときに「頼り」となるので一人でドラえもんの登場人物を全部併せ持つ男というべきか。

　3年生のときから公式戦に出始め、ライト、ファースト、キャッチャー、ショート、ピッチャーと前監督の無茶な要求に苦労しながら天性の才能と努力でこなしてく。5年生からはエースでキャプテンとなり、数々の挫折を乗り越えて6年生になる頃には松戸市にその名を轟かす存在となった。

　なお、2年生時に出場した4年生低学年大会では初打席デッドボールとなり、試合終了まで泣きながら体育座りをし続けたことは今となっては笑い話。

＃8　 佐久間隼士　~史上最迅~　

　　　【SAKUMA　HAYATO】使用BATT：カタリスト2017

　見た目は小さいが気持ちは大きく、プライドの高さは竜房一。なかなか結果がでなくても努力をし続けた苦労人。

　父に小言を言われ続けて5年が過ぎたころ、必要な情報だけを受け取り、それ以外を受け流す技術を身につけた。体格的パワーは小さいが、肩の強さと足の速さは一級品。守備範囲は広いため、万が一ケイトの球が外野に運ばれても安心できる存在。打撃技術も6年になってから急上昇。狙い球以外をカットする千葉くん打法を身につけ始めているため、粘って四球や狙い球をきれいに弾くことができる。対戦相手は要注意。

＃9　 鈴木幹人　~史上最硬~　

　　　【SUZUKI　MIKITO】使用BATT：ミズノAX04BLUE

　おそらく６年生の中では最も監督に怒られている男であるが案外気持ちは図太く、そんじょそこらのヘマではへこたれない。かたくなな一面をもち、メガネをかけると自身のイケメンっぷりが半減するからと何ヶ月も断り続けることもあった。

　守備位置は監督の逆鱗に触れながらサード、ファースト、ライトと転々するもしっかりと実績を残し、レギュラー定着を果たす。

　２ストライクに追い込まれることを恐れ、初球のクソボールに手を出していたが、６年生になりストライクだけを積極的に狙えるようになった。

　ソフトボールに空手にテニスと、大谷翔平よりも忙しい三刀流。ゲームを加えて四刀流という声もちらほら。

＃7　 豊田智大　~史上最熱~　

　　　【TOYODA　TOMOHIRO】使用BATT：ミズノAX04RED

　八ヶ崎小の友達とソフトボールをしたいという思いから５年生よりこばとソフトから移籍。大きな声と全力プレーで誰よりもチームを盛り上げる男。猪突猛進のプレイスタイルが体現したような打球を放ち、ケイトを抑えて安心しているピッチャーに強烈な一打を浴びせる。打撃フォームがもう少し固まってくれば53を超えるのも時間の問題。

　普段はレフトを守り、肩の強さも超一流。お説教中において、他の子供達が忖度して

黙る中、意味がわからない時は平気で異を唱えることができるでスタッフの指導力成長の手助けをしていたりする。

＃1　 佐藤龍弥　~史上最頑~　

　　　【SATO　RYUYA】使用BATT：カタリスト2017

　タイミングばっちしで打った打球は一気に外野の間を抜けていく。バットを振る時は一心不乱、黙々と振り続ける。練習中、ティーバッティングをしてほしいときはコーチの近くに立ち続け、声をかけられるのを待っていたりする引っ込み思案な一面も見せる。それ故に4年生までは監督から「俺が佐藤龍弥だ！」と大声で言わされていた。

　静かな印象を受けるが案外気性が荒く、同学年のちょっかいにも毅然とした態度で立ち向かっていく強さを持つ。

　打席に立ち、自らの意思で「俺が佐藤龍弥だー！！」と叫ぶ日が来た時、さらなる爆発力が期待できるだろう。